殺されるのが巧いから
たくさん替え玉を用意して
殺され上手になった少尉は
軍曹以下と組んでいる
末端の兵士も少尉の下がいいと言う
少尉の上官どもは恐れ慄く
少尉の配下がみな死んで
当の少尉も巧みに殺された
それでみんなここにいるのさ
誰一人欠けることなく
英雄にもなれないなら
戦争なんかやるものか
2023/07/21
2023/06/27
2023/06/21
2023/05/06
2022/08/18
詩人の詩
詩人は殺された
たくさん殺された
人は 死ぬために生まれた
人は 死なねばならん
ならば 私は詩を遺そう
どうせ 死ぬのだから
詩は消された
跡形も無く 蘇らぬよう
ことばは砕き散らされ
消え失せたかに見えた
「まただ」と風の声
風の声を聴いたのは 私だけ
天山 からころむ
あむだりや しるだりや
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