万病即効『江戸が悪い』
悪い悪いは江戸が悪い
『江戸が悪い』はよく効く薬
播州を出でてフォッサマグナを越えまして
『江戸が便利』に名を変えて
プラセボ効果で万病即効
便利な薬になりました
悪いは何でも江戸のせい
それを聞いた近江の薬売り
「悪い」はよくない
便利な江戸にあやかって
『江戸の精』に名を改め
効き目穏やかを謳いました
何はともあれ「江戸」のくすり
江戸のくすりであれば万病即効
合点のいった越中富山の薬売り
『江戸のくすり』と名を改め
一躍まがい物で一儲け
所詮プラセボ効果ならばとか
いずれにしても「悪い」は悪い
『江戸が悪い』はパイオニア
万病即効引っ提げて
市場撤退したそうな
結局本家は『江戸が便利』
『江戸の精』は改良品
『江戸のくすり』はジェネリック
しかしお立合い
誰も『江戸が悪い』の本当の効き目をご存じない
ここから先は値の張る話だ
音はのりもの
そしてキエモノ
人はおよそ
のるかなるかだけ
何でもない
とても大事なこと
存在は、その内に目的を秘めている。
あるいは、目的とは存在そのもの。
その時不在は、目的の在処を示す。
あるいは不在のかたちが、存在を証しする。
不在のかたちが立ち現れるのを夢見ている。
辻の境の石神の
そのかたちは意味を持つ
”失われた時のシンボル”
時が息を吹き返す時
そのかたちはお役御免
でも 思い出は
石のかたちを在り様を
夢に覚えて大事になる
あの日あの時あの場所に
異形な石があったこと
「なぜ?」と問うても
夢に探し尋ね歩くだけ
政治的決着
「自民党が悪い」だけの虐殺事件
小泉×竹中ミレニアム
ノストラダムス劇場型
法のヌケサク
クソ田舎のタヌキ爺
生かさず殺さずの村八分
八分を超えて村十分
ひとつは半殺し
そのまま放っていつ死ぬか
「いのちがけ」ってんだ
「よく覚えておけ」なんて抜かすんだ
あいつら張子の虎なんだ
結局こちとらベロ出しちょんま
タヌキ汁なら要らないよ
村に「死の選択肢」など要らない
殺す理由は何だっていい
「他所から来た」「ちょっと背の高い」
「東の人間」「嫁さん連れている」
「大学にも行かせてもらっていないんじゃあ」
「構造の差別は匙加減ひとつ」
「なんだ神の見えざる手ってのはこの匙加減の人か」
ヒモ経済か
SMの下手なヒモ男が神の御手
理不尽な暴力の作り方
精神波攻撃とはどうするかって
あいつらそれ知ってやがんだ
人を呪はば穴ふたつ
村人が墓穴も掘らずに呪うから
人生潰されて大迷惑
「もういいじゃん」
と子どもの言うようなことを周りが言うのを
ずっと黙って耐えていて
もういい?「いい」はずがない
それで私は誰をも許す力を失った
「野犬の駆除」のわだかまり
禍根
生きていればそんなことはあるだろう
「もういいじゃん」
それが私を押し出し
あらゆる場が私への殺意で満ちた
かつて私は食べものだった
煮え切らないものを抱えた
十代までの私はつくねになった
私は食べものを卒業して
お嫁に行った
食べものだった私には
お嫁とは何をするものか
わからないまま
鬼になった
人の女とはこんなものかと
それがわかるだけで
ただのものわかりのいい人だと思われた