2022/08/18

詩人の詩

詩人は殺された
たくさん殺された
人は 死ぬために生まれた
人は 死なねばならん
ならば 私は詩を遺そう
どうせ 死ぬのだから
詩は消された
跡形も無く 蘇らぬよう
ことばは砕き散らされ
消え失せたかに見えた
「まただ」と風の声
風の声を聴いたのは 私だけ

天山 からころむ
あむだりや しるだりや

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