心の扉は大抵半開きにしてあるが
一番奥の容れ物には常に鍵をかけてある
急な坂道を誰よりも早く転がり落ちた
あの子の家の扉は鍵が無く
風が吹けば 開いたり 閉じたり
だらしない玄関口から中に入ると
真っ暗がりの中の一番奥の容れ物は
鍵も無く わずかなガラクタが入っているだけ
このガラクタが大事なものか
気まぐれに大事にして 取っちゃ捨て
またわけのわからないものを貰って
気まぐれに大事にして また捨て
ガラクタの素性を自慢げに語り
自慢になっていないことに気づいて
また 捨て
あの子に云わなきゃいけない まず
容れ物に鍵をかけること
そうすりゃいずれ中身もガラクタじゃなくなるだろう
一番奥の容れ物には常に鍵をかけてある
急な坂道を誰よりも早く転がり落ちた
あの子の家の扉は鍵が無く
風が吹けば 開いたり 閉じたり
だらしない玄関口から中に入ると
真っ暗がりの中の一番奥の容れ物は
鍵も無く わずかなガラクタが入っているだけ
このガラクタが大事なものか
気まぐれに大事にして 取っちゃ捨て
またわけのわからないものを貰って
気まぐれに大事にして また捨て
ガラクタの素性を自慢げに語り
自慢になっていないことに気づいて
また 捨て
あの子に云わなきゃいけない まず
容れ物に鍵をかけること
そうすりゃいずれ中身もガラクタじゃなくなるだろう
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