2013/01/19

桜の園を後にして

犠牲は、新たな教訓を生みだすために、つねに払われつづける
犠牲が何であるのかを、大勢がまだ知らず
犠牲を生まずに教訓を得る術も、まだ知られていない
犠牲を忘れて果実のみを得るが
私が犠牲にしたものは何か
私は何の犠牲になるのか

零下三度で満開の美しい花を咲かせて愛される、あの不自然な桜

“…さ、一緒に行きましょうよ。
…わたしたち、新しい庭を作りましょう、これよりずっと立派なのをね。”


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