うららのうら (would be) poemer
※腫れ物なので、あたるかさわるかは、各自ご判断ください
2013/02/15
希望
人にも未来にも 外に向かって希望を託さない
内に向け 小さな成果の
ひとつひとつに「希望」を刻印して
積み重ねて繋いでいく
そして人知れず静かに 喜んでいよう
2013/02/14
節約術
荒んだ心がいちばん金を喰う。
節約の基礎は、まず「心を荒ませない」こと。
そしてそれは、豊かさの基礎。
2013/02/13
二月
足が吊るほどの寒さ
ひるむほどの向かい風
耐え難い軽薄さ
ダモイはまだか
私はやっぱり人間嫌い
冬眠を
冬眠する権利を
春が来るまで眠りたい
森のいきもののように眠っていたい
2013/02/12
重荷
自分の人生など
どこにもないから
他人の人生を生きようとする人が
さらに他人の人生を奪いながら
とりあえず生き
他人の人生をさらに
他人に与えようとするが
他人の人生は
重すぎて受けとめられない
これに尽きる
自分の人生を生きる機会もなく
殺されるならば
長生きはしたくない
死に損なうな
2013/02/11
Leave me alone
ありがたい訓示も道徳もマザーテレサの言葉も、
すべてわかった上で、
何もかもがバカバカしくなる、
もう死のうが何だろうがどうでよくなる、
自暴自棄の瞬間は、
死が一番の癒しになる。
砕け散った希望、
健気な切なるムダな努力、
「生きることはすばらしい」という嘘つきどもとも、
全てから離れ、逃れ、去りたくて、
誰にも邪魔されずに、
思う存分死に望みを託すから、
そっとしておいて。
私は、
あなたの望むようなものにはなれない、
ごめんなさい。
2013/02/08
死の選択
「迎春」の字を見て「ゲイの売春」と思うらしいうちのダンナが、
もしも脳死状態で尊厳死の選択を私がしなければならない場合、
私が責任を持って、生命維持の電源のスイッチをOFFにする、
とダンナに伝えると、「よし」とのこと。
愛した者の手によって命を終えさせる、というひとつの死の選択。
2013/02/07
処世
保身に命懸け、反原発に命懸け、
言論に命懸け、上からの命令に命懸け、
子育てに命懸け、体裁を整えるのに命懸け、
立っているのに命懸け、用を足すのに命懸け。
誰も彼も命懸け。
命を燃やし尽くして死ぬのは、みんなおなじ。
あなたとわたしの間の歳月の隔りが、
あなたとわたし、お互い命を奪い合うように、仕向けるから、
命を見せびらかしていると、あなたに命を狙われる。
命を守れ、命よ育て。
わたしの命の在り処は、あなたには内緒。
2013/02/06
親切
親切心はつけ入られるもの。
歪みは、歪みのままにして、
「歪んだメディア情報」は「正して」やらない。
突き詰めればそれこそが親切だ。
2013/02/05
ニュース
「今騙されている人たちが、騙されていたと気づくまで、あと五年はかかるでしょう」
2013/02/04
確信
私の至福と平安は
あさっての方向にある と
今日 確信した
2013/02/01
さらば祖国よ
あやしい
愛した祖国が失われゆくことは悲しいが
そもそも私は祖国を愛していたのか
見える
私が向かうべき世界が
どうでもいい
あそこへ向かう道中の
今を取り囲むこの雑多なことどもなど
信じない
目に見えるものは
より深くで確かなことを感じとっているから
やめよう
労力の浪費は
行く手に顔を向けて
騙されない
私はもう
祖国をこぼれ落ちた私の脇を
すり抜けて転げ落ちてゆく
より深い絶望へと
祖国よ
酩酊した亡国よ
さらば
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